主日礼拝メッセージ(赤文字をクリックするとメッセージが聴けます。MP3ファイル)

使徒1:3-9「もうひとりの助け主、聖霊」    齋藤牧師

【礼拝メッセージ要旨】

今日は、ペンテコステに関連して「聖霊なる神様」について学びます。
「父なる神様」と「子なるキリスト」は分かっても、「聖霊なる神様」というとイメージしにくいかもしれません。
使徒の1~2章にかけて、ペンテコステの日に起こった出来事が記されています。イエス様が約束された通り、弟子たちに聖霊が下り、外国のことばで話し出しました。それは、「地の果てにまでイエスの証人となる」ということを象徴的に表わしていた出来事であったと思われます。
では、「聖霊」というお方は、一体どういうお方なのでしょうか?イエス様が最後の晩餐の席で言われたことば(ヨハネ14~16章)を中心に、次の3つの点から確認したいと思います。

1)「もうひとりの助け主」
「父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります」(ヨハネ14:16)
「助け主」とは、「傍らに立つように呼ばれた者」という意味です。つまり、助けを必要としている人のそばにいて助ける人のことです。そんな人がいてくれたら、どんなに心強いことでしょう。そのように、聖霊は、目には見えませんが、私たちの傍らに立って寄り添ってくださるお方です。聖霊様は、「私たちといつまでもともにいて」(16)、「私たちのうちに住んで」(17)くださいます。助け主である聖霊様が、どんな時にも私たちの中にいてくださるのです。何と心強い、励まされることでしょうか。

2)「真理に導くお方」
「真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます」(ヨハネ16:13)
聖霊は、みことばを思い起こさせてくださり(14:26)、罪について気づかせてくださいます(16:8)。このように、聖霊様は、何が正しいことで間違ったことなのかを、私たちの心に示してくださいます。そして、私たちの心に、イエス様を救い主として信じる思いを与えてくださいます。私たちがイエス様を信じ心にお迎えすることができたのは、何よりも聖霊様の働きかけがあったからではないでしょうか。
「聖霊に寄るのでなければ、だれも、「イエスは主です」と言うことはできません」(Ⅰコリント12:3) 聖霊様が人の心に働いて、真理へと導いてくださいます。

3)「励ましてくださるお方」
「こうして教会は、~聖霊に励まされて前進し続けた」(使徒9:31)
聖書を読んでいくと、聖霊というお方は、人格をもって私たちに関わってくださるお方であることが分かってきます。決してロボットのように、機械的に教えたり、導こうとするのではありません。「御霊は、弱い私たちを助けてくださいます」、「御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます」(ローマ8:26) 聖霊様は、私たちの弱さを知っておられて、ご自身もうめき、祈れない私たちのためにとりなしてくださいます。聖霊は、弱い私たちのことをよく分かっていて、心配し、励ましてくださるのです。何だか、私たちの応援団となって、エールを送ってくださっているようにも思えます。
こんなにもすばらしいお方が私たちのうちに住んでくださって、私たちを助け、私たちの人生を一緒に歩んでくださいます。何という感謝なことではないでしょうか。
私たちと共にいてくださる聖霊に励まされ、導かれて、歩んでまいりましょう。