主日礼拝メッセージ(赤文字をクリックするとメッセージが聴けます。MP3ファイル)

ローマ8:31-39「神様が味方です」    齋藤牧師

【礼拝メッセージ要旨】

聖書は、「神は私たちの味方です」(ローマ8:31)と言っています。それは本当に励まされることです。
では、神様が私たちの味方であるとは、どういうことなのでしょうか?3つの点からお話ししたいと思います。
第1点目は、「神は、あなたのことを深く愛しておられる」ということです。
「私たちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が」(ローマ8:32)とあります。
神様は、その神のひとり子であるイエス様をさえ、惜しむことなく十字架の死に渡されました。こんな欠けだらけの私たちを罪から救うために、父なる神様が、かけがえのない大切なひとり子を差し出してくださったのです。それほどまでに、あなたのことを愛し、大切に思ってくださっている方がおられます。このお方があなたの味方となってくださいます。

第2点目のことは、「神は、あなたを「神の子ども」としてくださる」ということです。
「どうして御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。」(ローマ8:32後半)とあります。
天の神様は、私たちにイエス様を与えてくださっただけでなく、私たちに本当に必要な良いものを与えてくださいました。最も大きな恵みは、私たちを「神の子ども」として受け入れてくださったことだと思います。
神様は、私たちを「義と認めて」(8:33)くださいました。自分の力では決して正しく生きられない私たちを、神様は「正しい」と認めてくださいました。それは、神様と私たちの間にイエス様が立ってくださり、私たちの罪を一切引き受けて、十字架で清算してくださったからです。
このイエス様を心にお迎えするならば、その人は、「神の子ども」とされて、神様とつながって、神様と共に生きる者とされます。天の神様が、あなたのお父さんとなって、味方となってくださいます。

さて、第3点目のことは、「神様は、あなたを絶対に見放さない」ということです。
パウロは、「私たちをキリストの愛から引き離すのは誰ですか」(8:35)と問いかけて、そのあとに様々な苦難を挙げています。「患難、苦しみ、迫害、飢え・・」これらはすべてパウロ自身が経験したことでした。それでも彼は、福音を伝える旅を決してやめようとはしませんでした。それは、キリストの愛が、彼の心をしっかりと捉え、守っていたからです。
38,39節にあるパウロの証しをお読みください。「何者であっても、私たちをキリスト・イエスにある神の愛から引き離すことはできない」と力強く証ししています。今、世界中の人々を悩ましているコロナウィルスであっても、です。
これは、天の父なる神様が、ご自分の子とした者を、何物にも引き渡さない、守ってくださるということではないでしょうか。
イザヤ41:13にこうあります。「あなたの神、主であるわたしが、あなたの右の手を堅く握り、「恐れるな。わたしがあなたを助ける。」と言ってくださるのだから。」
私たちがどんな人生の嵐に会おうとも、試練や誘惑があったとしても、天の神様が見えない力強い御手で私たちの手をしっかりと握り、守っていてくださいます。絶対に私たちを見放すことはなさいません。このお方が、私たちの味方なのです。
この確信にしっかりと立って、イエス様を見上げて、共に歩んでまいりましょう。